夜勤専従という勤務体制について

看護師の夜勤専従という勤務体制の最大のメリットは、高収入を期待できるということだろう。夜勤をすれば必ず、基本給の他に夜勤手当が支給される。8時間勤務の場合なら5千円前後、12時間勤務なら1万円前後の手当てが付くのが相場だ。また高収入であると同時に、休みを取りやすいというのも大きなメリットと言える。日本看護協会の指針で看護師の健康を確保するために、夜勤時間の合計が月に144時間までとされている。8時間勤務なら月に18日、12時間勤務なら月に12日が上限ということになるので、通常の勤務に比べて休日が多くなる。その分プライベートを充実させることができるだろう。また夜勤専従という働き方をすれば、生活リズムを一定にできるというメリットもある。日勤と夜勤を交互に繰り返す場合、生活や睡眠のリズムが不安定になり疲労がたまりがちだ。夜勤のみなら就寝時間や起床時間を一定に保てるので、身体の負担が軽く感じる人も多いだろう。また夜勤の場合は、一人もしくは少人数での勤務が多くなるものだ。そのため日勤にありがちな人間関係の煩わしさを遠ざけることができるのも、夜勤専従のメリットのひとつと言える。

いっぽう夜勤専従には気を付けておきたいデメリットもある。それは昼夜逆転の生活になってしまうことだ。人間本来の生活リズムとは逆の生活になるので自律神経が不安定になりやすく、肌荒れや疲労の蓄積などが起こりやすくなるのだ。夜勤専従という働き方をする場合には、より一層の体調管理に気を配ることが大切になるのだ。
なお、夜勤専従という勤務体制を経験したことがない人はこちらのサイト(http://nurse-workstylereform.net)で詳細を確認できる。